地震災害を想定し、備えのある住宅をご提案します

 

 

いつ起こるかも知れない自然災害に対して、心の準備と物的備えも必要だと思いますが、私たち建築の実務者はさらなる安全を考えプランゾーニングや構造設計しなければならないと強く思います。

ですが、構造設計における安全性の確認だけでは十分ではないと思っています。
実際に大地震が発生した時の建物の損傷を抑えるだけではなく、設計の段階でもっと具体的に居住者の安全を確保するように努めなければならないと考えています。

建築計画の中で、過去に起きた震災の被害状況から学んだことを施主様に伝え、新生活に反映して頂く事が重要だと考えます。

 

■まずは家具の固定から

 

過去の震災においても散乱したガラスや食器片でのケガ、就寝中に家具の下敷きになるケースが多発しました。
私たちも建築計画の中で、こういった事を教訓にベッドの配置を検討したり、重量のある婚礼箪笥などはベッドルームでなく納戸に置くなど可能な限り災害に備えたご提案をしています。
食器棚など収納家具類もなるべく造作(造り付けの棚)で計画してゆきます。

 

 

 

■災害時に家族の避難場所として十分な機能を持てる住まいを

 

設計する側としては、非常灯など停電時のライティング提案やライフラインの復旧状況の事例を施主様に説明し選択頂く事も必要です。
そして、住宅の高断熱化も冬期の災害時には非常に大切な事となります。
ライフラインが断たれた時、つまり暖房ができない状態になった時の室温低下を防ぐ事は、非常に重要であると考えています。

 

断熱性能を高めるために欠かせない気密測定

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