リラックスできる設計を。
今度の土曜日から、木更津市真舟で住宅完成見学会を開催させて頂きます。
『家族で読書を愉しむ家』 詳しくはこちら。
この住居の設計趣意は、「本を眠らせない」こと、「本棚や収納により効率的に家事や仕事を行う」ということです。
パブリックスペースの本棚だけでなく、2階ホールのスタディスペースにもスライド式の収納本棚が設置されます。
読書はもちろん、在宅で行う事務書類・レシピ本なども効率的に収納しながら、「ホールデスク」・「ダイニングテーブル」・「パーゴラテーブル」と気分を変えながら、時にはリラックスしたり、集中したりできるエリアを設けました。
住居デザイン・住居設計とは、機能性の実現であると考えています。
それは、ただただ使い勝手の追及の結果であって、エクスクルーシブな側面があっていいのではないかと。
住宅建築において、「製造先行のハウスメーカー」という特異なスタイルを持つこの国では、政策や消費動向に合わせて業界での流行があります。
それはまるで、自身にとって本当に必要なモノか、必要な事かどうかの思考を奪われているようにも思います。
「住宅デザインの大衆化」とも言えます。
もちろん、そういった住宅で安心感と価値観を他者と共有できるというのも一つの選択でしょう。
でも、僕らが考える住居設計の提案とは、要望を聞くだけではなく、住まい手が気付かないニーズを引き出す事であると思っています。
その結果機能的な住居となれば、日々の暮らしに余裕が生まれ、ストレスなくリラックスして暮らせるのだと考えると、責任のある立場であると身が引き締まる思いです。
そして、ストレスや幸福感などの感じ方も人それぞれ。
それらを共有しながらクライアント様の引出しを開け、「客観的な視点を提示できるパートナー」と成り得るように頑張ります、はい。
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↓ こちらは先日完成致しました、『田園を眺望する家』
これからの季節は、窓からの眺望がすばらしい住居です。
スケジュールの都合上、皆様に公開することができませんでした。
追って、設計例として公開させて頂きますね。