少年のココロ。
4月と言えば、みなさん何を思い浮かべますでしょうか?
入学式や、桜でしょうか?
私は、『花粉です。』
ご無沙汰しております、コイデです。
いつの頃からでしょうか?
違う意味で春が切なーい季節になったのは。
↓ で、去年入学式だったサード。記念撮影でも何故か常にヒーローポーズ。
入学式後は、先生の名前しか憶えられなかったけ・・・。
一年経つのは早いものです。
↓ 現在。サッカー漬け。
2年生のクラス替えで、ほとんどお友達の名前は把握したとのこと。
が、出てくるお名前は女の子ばかり。
しかも、先生の名前は男性だからかまだ覚えない。
そういえば、ファーストネームですぐに覚えた一年生の時の担任の先生は新卒の女性だったな・・・。
成長してると言えるのか、なんだか一抹の不安を覚える今日この頃。
ひょっとして君が夢見る先は、武田修宏さんなんてこと、ないよねぇ・・・。
しかし、今の子供はスポーツ環境や、学習環境が整っているので良い時代です。
ワタクシが子供の頃は、そんな施設などあまりありませんでしたけどねぇ。
コンビニすら、中学生になってからじゃなかったけ? 23時に閉まってた頃ですし。
ほとんど、田んぼのあぜ道か、川か、林か、などど野生化して遊んでいました。
今はそれが許されない時代でもあるので少し寂しい気もします、ハイ。
それこそ、友人たちと土木資材や建築資材置き場で勝手に秘密基地を造ったりしてました。
(その節は管理者の方、大変ご迷惑をお掛け致しました・・・。)
ハイ、きました。『秘密基地』。
◆
ここからは、建築の話を。
クライアント様との話し合いの中で、「ロフト」や「小屋裏部屋」などの要望を良く受けます。
こういった要望は、収納用途でない場合、ほぼご主人。男性なんです。
設計的なアプローチで言いますと女性・奥様は常に合理的かつ現実的ですので、明確な利用目的がないと『無駄なスペース』と、バッサリ切り捨てです。ええ。
そこでご主人が 『男のロマン』 だのと申したところで 「は?」と奥様に怪訝な顔をされてしまうという機会を良く経験します。
ですが、住居への夢や想いと、実用性。そして、ご主人と奥様のお考え。
この相反する(時もある・・。)要望を、高いレベルでバランスさせて満足して頂きたい。
そして、そういった事を具体化し確実に実行することが私たちの存在意義でもあります。
私たちの場合、収納用途場合は、その「使用頻度」、「納める物と量」を具体的にお伺いしながら、階段などのアプローチの造り、上がった先のスペースの大きさや収納方法などを検討して行きます。
ひな人形の箱を持って登るのに梯子では危険ですよね。
で、収納用途以外の場合は、最低限の広さと高さをお勧めしています。
無駄だから、ではありません。
適度に狭くて、天井が低い方が落ち着くのです。
(余談ですが、天井が低いのにスペースだけ広いと非常に使いにくい空間となってしまいます。)
囲まれている感じ、そう、ちょうど動物が「あなぐら」に身を寄せているような、ホッとするスペース・・。
そして、悲しいことに私たちとしては、最終的に(数年後に)どのような利用ができるか、も検討しておかねばなりません。転用ですね。
建築計画を検討する上では、こういったスペースのみならず、間取りの可変性などを含め家族構成や利用状況の変更にも対応できるように予想できる範囲で検討しておく事も大切です。
永く、使いやすい住居を目指すのです。
◆
4月21日(土)~29日(日)まで市原市で見学会を開催致します。
会場となります 、『今富の家』。
施主様の「趣味部屋」があります。
当初は、ロフトを希望されていました。
ですが、ロフト梯子やロフト階段の登り降りは結構心理的負担になったりして、結局は使わなくなってしまうのではないか?との考えで別案を。
また、外観のプロポーションを維持し水平ラインを美しくする為にも、建物の(屋根の)高さを抑えたい意図もありました。
キーワードは 「遊び心」、「少年の心」。
と、言えば、トム・ソーヤの冒険です。
そう!ハックルベリー・フィンが過ごしたような!
そうです、『秘密基地』 です。
もう理由はいりません。
必要なのは、冒険心です。ハイ。
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↑こういった、個性あるツリー・ハウスたちから着想することにしました。
と、言っても幼いお子さんがいますので、安全で、でもワクワクして、落ち着ける空間を。
そして、実用的な部分も・・・。
ウチの少年のココロはどんなんでしょう?