一心不乱。
この夏、憂いのダーティサーティを超え、40代に突入しました。
コイデです。
最近のドーピングはエナジードリンク&コレ↑
ミネラルは育毛効果も期待できるとのこと。ホントか?
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この日はオーナー宅の床塗装施工。
↑古いワックスを剥がし、クリナーで汚れを浮かしているサイトー氏。
この後、プレーナー(ヤスリがけ)仕上げをし、下地を整え塗装します。
以前施工した床材とワックスの相性等の確認をする為、今回は私たちが施工します。
米ぬかのワックスを使用していましたが、今回はリボスクリアーを塗装しました。
床の色の違いわかりますか?
奥の濡れ色になった部分が数日前に塗装した部分、手前が今回塗装する部分。
手前部分は汚れも落ち、床材の松本来の色になっています。
住まいながらだと一度に全ては床塗装ができないので家具を移動しながら数回に分けて施工します。
この時期の室内塗装は空気が乾燥してきているし、気温も高いので非常に作業性が良いので助かります。
こういった作業も神経を使い疲れますが、一心不乱に床材を磨いていると事務所詰めの時だと気分もリフレッシュできます。ええ。
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塗装作業を終え、続いて依頼を受けたファブリックパネルの作成を。
今回使用するのは、プロダクトデザイナー柳宗理氏デザインのコットンファブリック。
柳宗理氏といえば、コレ↓
「バタフライ・スツール。」
シンメントリーの美しさと機能性を備えたデザイン。
そういえば来年は柳氏の生誕100年ですね。
この椅子のデザインも1950年代頃の作品なので50年以上経っています。
この存在感とアウトラインの美しさは今も変わりませんよね。
座らないで眺めていても飽きません。すばらしい。
おっと・・ファブリックの話でした。
今回のような水平・垂直ラインが出しにくいグラフィックデザインのファブリックだと綺麗に仕上げるのがとても難しい・・・。
↑ 格闘の末、完成。結構上手く仕上がったと思います。
続いて取り付け。
↑ さすが設計者。インテリアバランスを考え、迷わず場所と位置決め→取り付けデス。
おかげさまでコージーオーナの皆様には住居をとても大切に扱って頂いているらしく、絵や時計などの取り付けをしょっちゅう依頼されます。
釘やビスを打つような豪快な行為は失敗が怖い、とのこと。
今回のように、漆喰や珪藻土などの塗り壁では特にそうでしょうね・・・。
でも、インテリアを楽しむには、時には豪快に行かないともったいないので。・・・・まあ、呼んでください。
モダンなデザインにコットン素材の柔らかさが漆喰壁の良いアクセントとなりました。
こちらは別のオーナー宅。木綿の平織ファブリックです。
↑ 取り付けを確認するサイトーとオーナー様。
パネルを眺めながら、今後のインテリアの方向性について話し合っていました。
ファブリックがモノトーンである場合、額があると引き締まります。
最近は、和室の設計も床の間のような空間を設けることも少なくなり、シンプルになる傾向があるので、アクセントにテキスタイルを使用することで住人の目線を整え、空間を引き締めますのでオススメです。はい。