トイレは寒い?
マッサン(某社現場監督)、うちの子供たちに「まっちゃんはいつやせるの?」って聞かれたのですが何と答えたらよいでしょうか?
「まっちゃん食べたらおいしそうだよね~。」ってお菓子食べながら話し合っていましたが・・・。
現場作業はダイエットになりませんか・・・。
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現場のタイミング的に色決めに話題が行ってしましましたので、戻りまして温熱環境のお話を。
暖かくなってきましたのでこれでしばらく 「寒さネタ」 はお休みでしょうか。
この日は仕上がった造作家具を取り付けにオーナー様宅へ伺う予定・・・。
大雪の影響か、信号が 「赤」 と 「青」 が同時点灯。待てど一向に変わらず。
どっちやねん。
と、車内でツッコミを入れつつ歩行者信号から 『青』 と判断し徐行通過。
ど、道路交通法上はどいう扱いになるんですかね・・・。
着いたのはいいが帰れるのかとヒヤヒヤしてました。
サイトー氏が家具を取り付けている間、早速温湿度をチェックします。
僕らはお引渡し時に、温熱環境をオーナー様に把握してもらうために、温湿度計をお渡ししています。
↓ トイレの温度・湿度と、屋外の温度・湿度です。
内房総で雪が降っている時は相対的に湿度は限りなく100%に近くなります。
室内温度は 19.0℃。
屋外がマイナスでもトイレで 19℃。
もちろん、廊下や脱衣室も同程度の室温になります。
湿度は60%ですので、乾燥状態ではありません。
ポイントは、雪の日に 『エアコン1台で緩やかに20.0℃で暖房しているだけ』 という点です。
そして、床や壁・天井も19.0℃に近い温度であるというところです。
例えば、室温を25.0℃まで上昇させても、壁や床少しが冷たいと、例えば15.0℃だと、体が感じる体感温度は20.0℃なのです。
これが、輻射熱といわれるもので、この場合は「冷輻射」。
しっかりとした断熱が施された住宅であれば、千葉県ではエアコン1台で家中暖かくできると考えています。
例えば、薪ストーブなどのとても大きな熱量の暖房器具を使用すると、温度上昇により圧力差を生じ、外気が床下や1階部分などから建物内に大量に入り込もうとする力が働き、換気が促進され過剰換気となります。
結果、乾燥した外気を室内に呼び込み、高温で温められることでさらに空気が乾燥するのです。
加えて足元も冷え、上下温度差が生じます。
暖炉の炎のゆらぎも素適です。
が、局所的な「採暖」の生活には向いていますが、この千葉県で家全体をゆるやかに暖め「暖房」する生活には向いていないともいえます。
雰囲気も大切ですが僕らは、家全体を 『暖かく感じる』 ようにする には地域性を考慮した適切な熱量の暖房計画と断熱性能の提案が住人にとって 『快適な』 空間をつくると考え設計しています。