ナメクジ。

休眠後、突然目覚めて走り出した感満載のこのブログ、がんばって日々をお伝えしていきます。


コイデです。


子供の頃寝坊して、飛び起きた瞬間に部屋の外へ向け走り出したらドア枠に一直線に衝突した経験があります。


皆様も目覚め後は一呼吸入れてから慌てましょう。


今年も梅雨が近づいてきています。


これからの時期、ご相談頂く中で現在のお住まいの湿気に対する不満や悩みを訴える方が多くいらっしゃいます。


地下水位や風の抜け、日当たりなど、建築地周辺の状況にもよりますが、なんといっても梅雨のあるこの日本、ジメジメやカビの悩みは毎年の事でしょう。


特にコンクリート造のマンションや社宅の最下層に住んでいる方、木造でも構造上、床下空間がない建物(集合アパートなどに多いデス。)が湿気る傾向にあります。


古くは高床式建築や古民家の床下など、昔からの日本建築の知恵を活かしたいものです。


この話は後日させて頂きます。


先日お会いした方は、数年前コンクリート住宅を新築していて、桐箪笥と中に入れておいた反物と着物にカビが発生したと、お悩みでした。


まったくシャレにならないような話です。

ただ “住めれば良い” 的建築の時代は終わりました。

健康に住まえる本当に価値ある住まいを建築するには追い風の時代になったと思います。

いわゆる長期優良住宅の普及も国が主導・後押しする時代です。


建築業界全体としてもっと安全で健康的な住まいをつくる必要性を以前から感じていても管理・建築コストが上がり、商業的にリターンが見込めないので無視してきた、というところでしょうか。


結局、業界も随分前から気づいていた事ですが、国の政策やここ数年のユーザーの要望の変化に動かされる形で動き出したといった感は否めません。

軽量鉄骨住宅が良いと言って売ってきたメーカーが、市場の変化に合わせて木造住宅を売る時代ですから。


住まいでも何でも、大量生産と消費の時代を終え、じっくり良いモノを見直す動きが少しだけ時流になった、という風に感じます。
規模が大きくなくても、本当にユーザーのことを考え、声に耳を傾け、住まいづくりをするスタイルが存在することが認められたと。


そのまだまだ少しの、でも価値のある住まいづくりを望むユーザーと、向き合って仕事ができる事は本当に幸せだと感じます。


だって、自分が、「本当に住みたいっ!」、「こんな住み心地だったら最高っ!」と感じた家について共感し合えるのだから。

だから決して裏切れないし、そんなつもりも無い。


施主様も家づくりに真剣。僕らも負けないくらい真剣。そんな関係が心地いいなと。


湿気の話のつもりが・・・それてしまいました。


T様、そういえば我が家の庭も先日ナメクジ大発生でした。
もちろんワタクシも大嫌いです。ハイ。