フラット。
この日は住宅会社さんの完成見学会のがあり、建築についての説明・スタッフフォローの依頼がありましたのでお手伝いへ行ってきました。
コージーで設計監理を行った物件です。
あいにくのお天気でしたが、子供たちは大喜びでした。
こちらの会社では金属防水工法で「屋上庭園」と呼ばれる屋上付き住宅を一般的な屋根がある住宅と同価格で販売しています。
ですので、設計上も屋根部分にはこの防水工法を採用することが前提となっています。
ガルバリウム鋼鈑を使用した屋根防水工法により、フラットに近い勾配で屋根面を施工します。
フロアとなる部分を磁気タイル・人工芝・デッキ材などで仕上げ、使い勝手の向上やシーリングなど防水部分の紫外線劣化抑制、夏場の屋根面の温度上昇抑制などの対策をとります。
陸屋根の漏水における信頼性という意味で、戸建住宅の屋上利用については賛否ありますがこの物件のように少なくとも居住者が容易に状況を目視確認でき、メンテナンスできるということは大切なことだと言えます。
住宅会社さんのオープンハウスをお手伝いすることはあるのですが、「太陽光発電」 「自然素材」 「断熱」などその会社が『売り』としているものは様々です。
私は立場上その売りとしている部分を「お手盛り」なしで、ありのままでご説明することになるのですが、それが帰って来場者には安心できるようです。
聞こえの良い言葉を並べるのは簡単ですので、その業者さんがどのような住宅を住まい手に提供したいのか、どこまで本気で取り組んでいるのかを見極めることが大切です。