住まいの履歴
明日にも生まれそうな我が娘の名を親戚中から全否定され、まったくもって卑屈にお盆を過ごしました。
コイデです。
可哀そうに思ったのか、マイワイフはその名でお腹に呼び掛けてマス。
とにかく早く出てこいこい~。
母子ともに健康でね。
先日、I 様よりお預かりした住まいのリフォームをする為に、建物の現状確認をしてきました。
毎度のことですが、どのお住まいも傷や汚れの一つ一つが、喜怒哀楽、家族の様々な出来事を象徴しているようにも思えてりして。
たとえ古くても、そのご家族にとっては家そのものが大切なアルバムではないかと。
私も子供の頃よく兄と書き込んでいました。
あまり成長しませんでしたが。
あと、柱にシャチハタ印を押しまくって怒られたり。
そういえば私の父親は子供の頃、グランパに怒られた腹いせに鋸で柱を半分くらい切ってしまったそうです。
グレイトです。
そこまで行くと記録もK点超えです。
住宅はそのご家族の歴史そのものですし、その舞台となっていく大切な場所でもあります。
こういった現場を手掛けると、僕らの仕事は新しく住まいをつくることだけではないという事に深く気付かされます。
そして、そこで暮らすご家族がずっと健康で快適に過ごして頂きたいという願いは何一つ変わりないと。
I 様の大切な歴史に、また新しい出来事が重なり続いてゆく。
僕らがその大切な舞台を整える。
17日には工事を完了する予定・・・。
がんばらねば。
なんだか、ナスタルジックな気持ちにさせられる “特別な” 柱でした。