断熱魂
突然ですが、最近食べたウマいものシリーズ。
“伊佐美”とは鹿児島の芋焼酎で少量生産の為、入手が難しいらしいデス。
クライアント様から頂きました。
「結構アルコールきいてるから家に帰ってから食べて。」
と、言われてたのをすっかり忘れ、食べてしまいました・・・。
まん中は焼酎ゼリー。
ほんのり焼酎の香りと甘さが、口の中で冷蔵庫で冷え冷えの生チョコと仲良くフォークダンスを踊っておりました。
アルコールは・・結構効いてマス。
あまりのウマさにネットで購入しようとしましたが、季節限定商品だそうで。来年までおあずけです。
余談ですが、僕のまわりの建築仲間たちはみんな甘いもの大好きです。
この仕事、糖分が必要なんですかねぇ
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今日は自然素材断熱材、セルロース断熱の話を。
僕らはデコスドライ工法 を採用しています。
「断熱」という本来の目的もさることながら、「調湿」や「防音」などの他の断熱材に優る特徴があるからです。
↑ 天井面でなく屋根面で断熱する「屋根断熱」。
この断熱された小屋裏空間が、暑さ寒さを和らげる重要な空間でもあります。
↑ 筋かいの裏側・貫通ダクトまわりもビッシリとセルロースが吹き込まれています。
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僕らは「断熱」という住まいにとっては非常に重要な工事を、当たり前のことなのですが、当然のごとく重要な工程として捉えています。
恥ずかしい話ですが、未だに断熱や結露といった事象に疎い建築業者が多いのも事実です。
各断熱材の物性や、工法の良し悪しについてよく質問を受けます。
僕らは壁断熱・屋根断熱にセルロースファイバーを選択していますが、乱暴な言い方をしてしまうと、経験上、「断熱」だけを考えるならば外張り断熱か充填断熱か、プラスチック系か繊維系かは大きな問題ではないと思っています。
要は、工法や部材特性ごとに本来必要とされる、正しい施工が出来ているか否か、それだけです。
建物の壁には、換気扇のダクト穴が開いたり、電気の線やらコンセントやらがあったり色々と断熱施工には不都合な部分が沢山あります。
簡単な様ですが、そういった手間のかかる部分を妥協せずに監理するには、何事も生産性が求められる中で時間とお金を掛けなければならない、ということ。
つまり、コストと工程の問題になってきます。
そう思わない、という業者さんがいたら、一定水準以上の工事を行ったことがないのでしょう。
加えて、結局、ココが大切なのですがお金の問題だけでは終わりません。
どんなに良い商品を持ったハウスメーカーでも、その仕事を請けている下請施工業者、そして工務店でも、前線に立つ施工者がとれだけの意識とレベルで仕事をするかが、全てを決める。
ましてや、良いだの悪いだのといった、展示場での「営業的トーク」うんぬんでは建築の本質は何も見えてきません。
僕らは「断熱工事」に対して、施工の確実性を求めたのです。
専門の断熱技術者により精度の高い「断熱工事」を行う。
それが、建て主様に対する施工責任ということだと思います。
↑ 進行中の現場。屋根面の下側で断熱する「屋根断熱」です。
セルロースでしっかりとした「屋根断熱」をするので天井が斜めに仕上がる勾配天井でも夏の暑さに負けません。
ちなみに、この物件では天井に見えている梁はあえて見せません。
天井は斜めになりますが、梁は天井の中に隠れてしまいます。
施主様の好みとイメージ、床材や家具など、インテリアバランスを考え視界に入る木質量を調整した為です。
もったいない感じがしますが、慎重な検討なしに太い梁を見せることは最終的には “ちょっと野暮ったく” なってこの物件のオーダーからズレてしまうと考えたからです。
では、このへんで。