ご縁

「今日、変わった人に合ったよっ。」


先日お引渡しさせて頂いたオーナー様。
ご主人が初めて事務所に来られた後に帰宅されて奥様に言ったヒトコト、だそうです。


お褒めの言葉有難うございます。僕らにとっては最高の賛辞です。

 

僕らの基本スタイルは、真摯に・デザインクォリティを追求し・住み心地マニアックに。です。


僕らにとってはどれも大切な要素です。

 

そしてそれが僕らのの個性です。


HMのカタログだとかで「工業化住宅だと品質が一定」なんて書いてありますが、
誰が造っても同じ品質の住宅なんて有り得ないと思っています。

 

同じ様なデザインってのはわかります。

 

だけれども、住宅という建築物はそんなに味気のないモノじゃない。


仮にそれが可能な住まいだとすれば何の理念もない構造物に過ぎないのではないかと。

 


←ユニット工法の住宅。

 


中も外も工場でほぼ完成状態。


合理的デス。


現場で接続され、残すは仕上げ工事のみ。


だったりします。

 

    ◆


僕ら設計事務所や工務店はモノ売りをしているワケではありません。


モノづくりをしているのです。


住宅は同じ様な部材を同じ様に使っても、組み上げる技術や考え方でそれぞれ全く別の雰囲気や佇まい、住み心地となります。

 

組み上げる、創り出す過程でどれだけの有形無形な価値を生むか。


建て主に満足してもらえる、愛着を持って頂ける住まい・住まいづくりを提供できるか。


これが僕らの日々の目標です。


        ◆ 

 

結局、その変った建築屋と住まいづくりをしてしまいましたね。

 

これからも末長くよろしくお願い致します。





でも、今回も言われてしまいました。


オーナー様曰く 「最初入りにくい雰囲気で一度は帰ろうと思った」 事務所の入口。

 

確かに住宅会社のようなウェルカムな雰囲気は出ていないかも・・・。

 

そこをグッと思い直して来店頂き、かつ日中現場に出ていることが多い僕らもオフィスにいた事が出会いにつながりました。


「あの時帰ってたら、どこかで “普通の家” を建ててた」 と。

 

きっと「ご縁」があったのだと思います。ハイ。